もう一度
いま僕の手に触れた未来を、離さずにいられたなら、
転げ落ちてゆく暗闇を抜けて、きっと届けに行くよ。
あの日僕は長い坂道を越えて、約束した丘の上で見つけた。
蝶のように空浮かぶあの夢に手を延ばし、この崖を飛んだよ。
いま僕の手に触れた未来を、離さずにいられたなら、
転げ落ちてゆく暗闇を抜けて、きっと届けに行くよ。
傷だらけで深い谷底に落ちて、目を覚ませば孤独と絶望の中に。
なぜ届かない祈りの声求め、この崖をまた登って行くの?
たとえ暗闇に光は無くとも、貴方は側で見てるの?
約束の場所に誰も居なくとも、いつかまた会えるのかな。
ずっともがいて、光を目指して、登っていく。
ずっと答えを探して、登っていく。
いま光射す丘へ這い上がる。遠すぎたリスタートライン。
あの日踏み出した僕の足跡が、ずっと待ち続けてた。
ただ愛おしく、ただ慕わしい貴方の待つ場所だから、
どこへでも行くよ、どこまでも行くよ。きっと届けに行くよ。